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法律・経済・経営>法律>

社会保険労務士

石川志郎さん1952年生まれ
人事・労務・賃金コンサルタント、特定社会保険労務士。大手都市銀行で26年間営業を担当。社会保険労務士資格に3年間かけてチャレンジし、資格所得後の2002年に独立開業。現在は3名のスタッフを率いて事務所を構える。
【石川社会保険労務事務所】
〒540−0012大阪市中央区谷町1-3-23大手前愛晃ビル203号
TEL:06-6944-1851 Email:s-ishikawa@s3.dion.ne.jp  
人と人との継続的な
信頼関係をベースに、
経験を重ね続けたい

大手銀行の営業職時代に社会保険労務士資格を取得し、独立を果たした石川さん。「年輪を重ねるように信頼関係を築きたい」という思いを胸に、事務所のスタッフとタッグを組んで、顧客に喜ばれる提案を続けています。



学べる学校一覧

>>仕事選びのきっかけ
顧客と信頼関係を築き続けたい
大手都市銀行で26年間、個人・法人・官公庁等を幅広く担当してきましたが、転勤のたびにモチベーションが下がっていました。というのも銀行の営業担当というのは、お金を預かったり貸したりしますから、顧客と厚い信頼関係を築かないと成り立ちません。それには膨大な努力と時間が必要なのです。ところがせっかく親しくなって仕事がスムーズに進むようになったと思った頃に突然、転勤辞令が出て、新しいエリアでまた一から信頼関係を築かなければなりません。もっと継続的な人間関係がベースになる仕事がしたい、年輪を刻むように年々少しずつ関係が進展していく仕事がしたい、その思いを叶えるのに社会保険労務士は適職だと考えました。 

>>資格取得、独立開業までの道のり
厳しい壁を乗り越えて顧客を開拓
社会保険労務士の資格には45歳でチャレンジ。独学で2年、最後の1年は土日に専門学校で学びました。10科目のうち1科目でも合格点に達しないと、もう1年間勉強し直しという厳しさ。記憶力と理解力の両方が求められ、条文も覚えるだけでなく、その背景や考え方を理解しておく必要があります。3年目の2000年に取得できた時は、ほっとしましたね。資格取得後しばらくは銀行内で資格を活かせないか模索し、2年後に開業しました。とはいえ開業すれば自動的に仕事が得られるわけではなく、自分の力で一から顧客を開拓していかなければなりません。まずは知りあいにご挨拶をして、紹介をお願いするところから。幸い銀行時代の先輩や専門学校の勉強仲間など、すすんで紹介してくださる方も多く、公認会計士や弁護士の事務所とつながりができて人脈が広がるなど、少しずつ顧客が増えていきました。 

>>今の仕事について
人生のあらゆるステージに関わる
社会保険労務士の仕事は就業規則や賃金制度の見直し、社会保険などの諸手続き、各種助成金の申請など多岐に渡ります。また労働問題、労務管理、人事制度、退職金制度、年金制度、雇用制度などに関しては、相談やコンサルティングも重要な業務。企業からの依頼は顧問契約と単発に分かれますが、顧問でも単発的な依頼を引き受けることがあります。仕事を通じて入社、退職、昇進、昇給、転勤はもちろん、出産、病気、ケガ、死亡と、人生のあらゆるステージに関わっていますね。どの業務も私が企業を訪問し、顧客のニーズを十分にくみ取ったオーダーメイドのスタイル。たとえば就業規則が正社員用、パート用、アルバイト用などと分かれているのを見直す場合、たくさんある複雑な規則を整理し、現実にあったコンパクトで使いやすい形でご提案して喜ばれる…というようなパターンが多いですね。

2008年には特定社会保険労務士の資格を取得。この資格があれば、解雇やいじめなど会社と従業員の間の労働紛争を未然に防いだり、あるいは、紛争が発生したときの相談、和解交渉などを、当事者の代理で行なうことができます。一般の社会保険労務士では、労使間の労働紛争の解決業務を、行なうことができません。たとえば解雇された元社員が労働局に訴えた場合、企業の司法的業務を担う代理人として解雇した理由を申し立てに行くなど。労働局からの呼び出しにパニックを起こす企業も少なくありません。そこで私が専門家の立場から意見交換し、和解金を払うなど解決の方向に持っていきます。昨今は、こうしたニーズも増えていますね。 

>>やりがい
企業とその社員の両方に感謝される
資格を取って数ヶ月した頃、知り合いに年金の手続きなどについての質問を受け、お答えするとものすごく感謝されてお礼までいただきました。苦労して得た知識と知恵が役立ったという実感が湧き、新鮮な喜びと感動がありましたね。仕事の中身は地味で裏方的なのですが、働く人の一生に関わる手続きばかりですから、間違いの許されない重要な仕事で、いわば縁の下の力持ち。企業は労務管理上のいろいろな問題を抱えていますから、適切にアドバイスすると喜ばれますし、諸手続きがスムーズならその会社の社員にも喜んでいただけます。働く人と会社の両方から喜ばれるのが魅力ですね。目指す動機でもあった「継続的に人間関係を築いて、それをベースに経験を蓄積していきたい」という願いも叶っています。経験の蓄積は貴重な財産。もちろん法律は変わるので勉強は不可欠ですが、知識や経験が陳腐化する心配はありません。年輪を重ねるように続けていきたいですね。 

>>心がけていること
相手の立場になり、粘り強く会話
難しいのは、顧客にとっては当たり前の行為や考え方が法律では許されない場合や、法律に合わせるとコストがかかりすぎるケースがあることです。とはいえ曖昧にしたり適当に済ませるわけにはいきません。罰金や摘発などリスクもあるからです。まずはとことん話をして理解していただき、問題点をはっきりさせ、法律と現実の妥協点をともに探っていきます。その際、私が意識しているのは、いきさつを踏まえること。何らかの理由や経緯がある場合が多く、それがわからないと、どこまで踏み込んで提案すればいいか正確に判断することはできません。相手の立場になって、親身なコミュニケーションを重ね、その上で説得やアドバイスをしています。 

>>これからの抱負
後進を育成して、事業を拡大したい
現在、3名のスタッフともに、社会保険労務士事務所を構えています。スタッフのうち業務を分担している有資格者が1名で、資格トライ中が1名。試験に合格すれば社会保険労務士として正式に迎え、仕事を分担していきたいと考えているので、応援しています。今は個人事務所ですが、いずれ法人化し、後継者を育てて事業を拡大したいと考えています。法人化すれば他の地域にも支店が出せるため、たとえば全国展開しているグループ企業の支社との顧問契約も可能になり、支店で業務をカバーできる等のメリットがありますから、法人化はぜひ達成させたいですね。 

天職人データ
収入: 数十社と一年契約で自動更新の顧問契約を締結。顧問料は会社規模によって異なり、50〜100名規模の企業なら月間約5万円。スポット契約は内容によって異なり、たとえば就業規則の作成1冊につき20〜30万円。
休日: 1日8時間、週に6日は働いています。
趣味: ゴルフ。その半分は取引先とのお付き合いで、仕事にも繋がり、自身も楽しんでいます。読書も好きで、時代小説を読破し、現在は推理小説を愛読。


大阪府社会保険労務士会員証は、行政窓口に行く時などに、身分証明証として首から下げています。


もう1名の社会保険労務士有資格者および2名のパートスタッフで事務所を運営。


顧客を開拓してニーズを聞き取り、業務の進め方を決めるのは石川さん。もう1名の有資格者は、諸手続きなどの実務を主に担当しています。


現在、数十社と顧問契約を結んでいるため、手帳を駆使して綿密にスケジュール管理しています。


オフィスの本棚には社会保険労務士の業務に必要な、社会保険労務士六法など法律関連の書籍が並びます。

 

天職人データ

7:00
起床して新聞をチェック。
 
8:00
自宅を出て、個別相談会の会場であるセミナールームに直行します。
 
10:00
企業が開催している個別相談会会場で、その企業と取引のある企業の人事や総務や社長からの個別相談に対応します。
 
15:00
電車で移動し、顧問契約を結んでいる企業を訪問。1〜2時間かけて打ち合わせ。
 
17:00
事務所に戻り、メールチェックやミーティング。
 
18:00
退勤

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