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バイオ業界>分析スタッフ> 物質成分分析スタッフ |
笠原恵美子さん1969年生
ショクギョウ:成分分析スタッフ 兵庫医科大学 キャリアプロフィール:大学卒業後 製薬会社の研究スタッフを経て、大学の研究室へ、その後、アメリカ留学をきっかけに、興味を持った「ストレスと疲労」についての研究を続けている。 |
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失敗が転じて大成功になる面白さ
世の中で「常識」と思われていることに、疑問を感じたことはありませんか?みんな当たり前のように思っているけど、よく考えてみると、そこには「なぜ?」「どうして?」がいっぱい。それを究明するのが科学者の仕事なんです。 |
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>>仕事の転機
一度は企業に就職したけど・・・
「新しいモノを作ること」に係わって社会に貢献したいと思い、製薬会社に就職しました。収入も安定していたし、それなりに遣り甲斐もあったんですけど、仕事をしていくうちに、自分が興味を持った物事に対して、もっと深く突き詰めて研究したいという願望が膨らんで。大学の研究室へ でも、企業では利益を生むことが最優先事項で、自分のやりたいこと、研究したいことが思うようにできなかった。それで思い切って会社を辞めて、以前に雑誌で論文を読んで興味を持っていた先生の研究室の門を叩いたんです。 その先生の紹介でアメリカに留学した時の経験が、今の私の研究課題に繋がっているんですよ。 >>研究のきっかけ
留学時代に感じた、
長期間海外にいると、日本食が恋しくなるって言うじゃないですか?アメリカへ留学していた時の私もそうでした。日本食が食べたくなって、でも、向こうでは頻繁に口にできなかった・・・食べたい時に、食べたいものが食べれないっていうのは、結構ストレスが溜まるんですよね。私の場合、そのせいで体調を崩してしまうことも度々ありました。「食」に関するストレス だけど、体調が優れない日々の中で、疑問に思ったことがあるんです。人はなぜ「ストレス」を感じるんだろう?「ストレス」を感じた時、体の中ではどんなことが起こっているんだろうか?それが今の研究をするキッカケとなりました。 >>研究の内容
「ストレス」を科学する
流行を意識して研究課題を選んだわけじゃないけど、「ストレス」は今の医学界で注目の分野なんですよ。生活習慣病をはじめとする現代病の発病原因はストレスによることが多いので。具体的な研究としては、マウスにストレス負荷をかけて、その時の生体内の反応を調べています。例えば、血清の中でどんな物質がどのくらい発生するのかを分析する。そして、その結果を数値化することで「ストレス」を客観的に表すことができるでしょ?「ストレスを感じる」とは、体内で○○という物質が△△ほど発生した状態のこと、ってね。 一口に「ストレス」と言っても、漠然としすぎている。それを具体的に、わかりやすく表すのが、私の仕事なんです。 >>心構え
失敗は成功の基
研究をするにあたって、まず最初に仮説をたてるんです。そして、その仮説を立証するための研究を行っていく。様々な研究の結果、最初に立てた仮説が正しかったとわかった時には、やはり大きな喜びを感じますね。でも、たとえ仮説が間違っていたとしても、予想しえなかった出来事が起こったわけですから、それは新たな発見への第一歩でもある。ノーベル賞を受賞するような科学者の大発見って、意外とそんな間違いから生まれたりするんですよ。ですから、成功のためには失敗から学ぶことも大切なんです。 >>こだわり
教科書に載るような仕事を
科学者の大きな目標の一つとしては、論文や学会で自分の研究成果を発表して、それを多くの人たちに認めてもらうことじゃないでしょうか。もちろん私にとってもそれは目標の一つです。でも、もう一つ。師匠にあたる先生からいつも言われているんです。「教科書に載るような仕事をしなさい」と。 次々に発表される論文や雑誌は短い期間しか、しかも特定の人の目にしか触れることはないけれど、教科書は長期間、しかも多くの人たちに使用され続けるわけですから。私もいつか、教科書に載るような仕事がしたいですね。
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