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海洋業界>水族館>

ドルフィントレーナー

清野文音さん1976年12月生
ショクギョウ:イルカトレーナー/ワールド牧場(http://www.worldranch.co.jp)
キャリアプロフィール:トレーナー歴10年。ワールド牧場には、現在3頭のイルカがいる。
イルカは何でも知っている

イルカのトレーナーとして10年のキャリアをもつ清野さんだが、はじめの頃はイルカが怖くてしかたがなかったという。おまけに水も怖くて泳ぐことができなかったとか。でも、仕事を続けているうちに、次第にイルカの気持ちがわかるようになり、やりがいや面白さも感じるようになってきたそうだ。
そんな清野さんに、他の動物に比べて「賢すぎる」イルカのトレーナーという仕事についてお話を伺った。10年のキャリアの中で、イルカにピンチを救われた感動秘話も。



学べる学校一覧

>>きっかけ
はじめはイルカが怖かった
 動物園で働きたくて専門学校に通っていたんですけど、たまたまワールド牧場でスタッフの募集をしているのを見つけて、応募しました。少しでも早く現場に出て、働きながら経験を積みたいと思っていた時だったので、ちょうどタイミングが良かったんですよ。でも、スタッフの募集は「小動物」担当だったのに、入社して任されたのはイルカでした。私が入社した年に「イルカとのふれあい体験」コーナーが新設されるということで、そちらの人手が必要だったらしく・・・・・・これも“タイミング”なんですかね(笑)
 はじめてイルカに出会った印象ですか?そりゃあもう怖かったですよ。それまでイルカに触ったことなんてなかったし、犬のように感情がわかりやすい動物じゃないので、何を考えているのかサッパリわからなくて。しかも、私、泳げなかったんですよ(笑)だから、イルカだけじゃなくて水も怖かった。もちろん、今では泳げるし、イルカの気持ちもわかるようになりましたけどね。 

>>こんな苦労も
イルカはとても繊細な生き物
 イルカって、すごく繊細な生き物なので日頃の体調管理には気をつけています。たくさんのお客さんに囲まれるとイルカたちに相当なストレスが溜まってしまうし、エサと間違えて異物を飲み込んでしまうと危険な状態になってしまうこともある。だから、こまめに健康状態をチェックしていますよ。
 イルカが体調を崩した時は獣医さんに診てもらうんですけど、今後は私たちもある程度獣医学の知識を身につけなければいけないと思うんです。そうすれば獣医さんに診てもらう前に素早く適切な処置ができるので。 

>>やりがい
賢すぎる動物・イルカ
 やっぱり芸を覚えてくれた時や、言うことを聞いてくれた時が一番嬉しいですね。こっちの教え方が悪いと相手もなかなか言うことを聞いてくれないし、しまいにはトレーナーを馬鹿にしだすイルカだっているんですよ。私の場合、はじめは泳げなくて水が怖かったので、それを察知したイルカにヒレでつつかれたりして、よくいびられました。それに、イルカにもそれぞれ性格があって、接し方や教え方もそれぞれに合った方法をとらなければいけないんです。だから、イルカを調教するのって、わりと根気のいる仕事だと思います。
 他の動物と比べて、イルカは賢すぎるので接し方や調教が難しくもあるけど、そのぶんお互いに理解し合えた時の喜びは大きいですし、時にはイルカがトレーナーを成長させてくれることもあるんですよ。 

>>エピソード
嵐の海で
 イルカの調教施設が和歌山にあるんですが、そこでは海に網を張り巡らせた「いけす」でイルカを飼育しているんです。嵐や台風で波が荒くなると、いけすの網が破れてイルカが逃げ出してしまうことがあるので、そんな時は網のチェックを頻繁に行うんです。
 ある日のこと。台風が近づいてきて、かなり海が荒れていたので私は網のチェックをしていました。ひととおりチェックをして異常が無いことが確認できたものの、その頃にはますます台風が接近していて、とても自力で泳いで岸に辿り着けるような波ではなかったんです。私は身動きもできず網に掴まりながら、どうしようかと考えていました。とはいえ、考えたところで解決策は見つからないし、そうこうしているうちにどんどん波は高く激しくなってくるし・・・・・・すると、私の側に一頭のイルカが近寄ってきて背ビレを差し出してきました。はじめはなんのことかわかりませんでしたけど、「もしかして」と思いその背ビレを掴むと、イルカは岸に向かって泳ぎだし、私を安全な場所まで運んでくれたんですよ。あの時は、飼育・調教する側とされる側という垣根を越えて、“イルカと一つになれた”気分でしたね。 

>>最後に
イルカに認められるように
 どうしたら言うことを聞いてくれるだろう、って試行錯誤を繰り返しながらイルカと接していかなければならないので、悩むことも多いし、トレーナーとして「イルカに認められる」ためには当然努力も必要。おまけに冬のプールは冷たくて辛い。ちょっと憧れているという程度ではとても勤まらない仕事だと思います。でも、根気よくイルカと接していれば、そのうち少しずつだけどイルカの考えや気持ちがわかるようになってくるし、面白くもなってくる。そうなるためには、とにかく長く続けることが大切ですね。なにせ、賢くて、それぞれ性格も違う、おまけに日によって気分が変わる生き物を相手にしているので。
 だから続けるのは大変かもしれないけど、そのぶん、いいショーが披露できてお客さんに楽しんでもらえた時の充実感は大きいですよ。 

天職人データ
収入: 同年代のOLよりはかなり少なめ。好きでないとできない仕事です。
勤務時間: 1日5回の「ふれあい体験」がプログラムされているので、わりと規則正しい。
休日: スタッフの数が不足しているということもあって、休日もイルカのエサやりに来ているとか。とにかく毎日イルカと接している清野さん。


手信号と笛でイルカへの指示を出します。


ワールド牧場は山にイルカプールがある日本でも珍しい施設。


事務仕事も大切なトレーナーの仕事です。


餌のいわしを準備中。


イルカに触れる体験コーナー 子供でも参加できます。

 

天職人データ

6:30
起床
日課である犬の散歩を済ませてから出勤。
 
8:00
出社
まずはイルカの体調チェック。
 
9:00
エサやり
同時に水温・水質チェックも行います。
 
10:00
掃除
掃除をしてお客さんを迎え入れる準備。同時に「ふれあい体験」の受付も。
 
11:00
ふれあい
体験01〜04
3頭いるイルカのうち、ふれあい体験に参加していないイルカのトレーニング。
 
16:00
ふれあい
体験05
最後のふれあい体験が終われば、レジ締めなどの事務処理。
 
17:00
プール掃除
イルカが飲み込みそうな異物がないかチェック。
 
17:15
水質チェック
イルカに適した水質を保つことが重要です。
 
17:20
片付け
細々とした雑務を済ませて…。
 
17:40
終礼
終礼後は、同僚とのんびりおしゃべりをすることも。

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