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映画業界>映画製作者> プロデューサー |
安川修平さん1979年生
ショクギョウ:映画プロデューサー/株式会社クロスメディア(映画企画・制作会社 http://www.xmedia-jp.com/)アシスタント・プロデューサー |
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映画の現場をコントロールする世界でただひとつの仕事
監督でも、脚本家でもない。しかし映画の製作現場には欠かせない重要なポジションがある。プロデューサーだ。 |
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>>きっかけ
働く実感を求めて…
もともと商社で鉄鋼の貿易に携わり、億単位のお金を動かしていました。でもほとんどは国内で、電話やメールのデスクワークが中心。何かが違うなと感じていました。未知の世界に飛び込んだ転職組。 そんな時、たまたま電車内で転職雑誌の広告が目に飛び込んできたんです。その雑誌の表紙には『鉄人28号』を手掛けていた頃の今の会社が紹介されていました。 映画に詳しいわけでもなく、自主制作の作品を撮ったこともありませんでしたが、面接を受けてみたんです。デスクワークではない、働く実感を求めて。「プロの意見が聞ければ」くらいの勢いで、いきなり映画の企画書も書きました。それを見た社長が「宣伝計画が面白い」と言ってくれて。英語が話せたこともあり、採用に至りました。 商社を辞めることは相当悩みましたし、いい上司にも恵まれていましたが、数年後にすべてを捨てて転職するよりは「今がいい」と判断しました。就職して1年後のことでした。 >>仕事について
流れを最も把握する、
まず原作を映画化する権利を得た方持ち込まれた企画や制作会社の自社企画を吟味して、脚本家に「ホン(=脚本)」を起こしてもらうことから映画は始まります。言わば現場の調整役。 次に出演者や監督をはじめとするスタッフを集めると同時に、企業などから出資も募っていきます。ロケハン(撮影現場の下見)も行います。制作会社の社員だけで下見し、写真を撮ってくることもありますし、監督やカメラマンが同行することもあります。下準備が整ったらスケジュールを組み、各スタッフの力を引き出しながら現場を進行させます。そうして撮影したものを編集スタッフに編集してもらい、フィルムに焼く、ここまでが制作会社のプロデューサーの仕事ではないでしょうか。 映画は一人ではできない仕事なので、「一連の流れを一番知っている人」であり「調整役」であるプロデューサーの存在が不可欠なんですね。 >>やりがい
集まり、そして散っていく。
関わったスタッフみんなで完成した作品を観ることを「ゼロ号・初号」と言いますが、あのときの「終わった感」というか、すべてから解放され、作品が世の中に出ていく瞬間がたまりませんね。試写が終わった、その瞬間。 前の会社では基本的にルーティンワークで、日常が同じように流れていました。でも今の仕事は本当に色々あります。作品に情熱を賭けるあまり、怒鳴ってケンカする人もいます。そういう人たちが、ひとつの作品のために一堂に介し、また別の現場へ移っていく(スタッフはフリーで動く人が多い)。その感じが新鮮に映ります。 ただ、正直に言えば、今は「やりがい」はあまり求めていません。自分の企画が大ヒットするイメージを「支え」にしていますから。 >>こんな苦労も
非日常が味わえる、
ある作品で、海岸に船のセットを作り、その上で撮影することがあったんです。スタッフ40〜50人が携わる作品でしたから、彼らの寝床を確保しなくちゃならない。そこで、今はもう営業していない近くの民宿を特別に頼んで借りたんですね。2年も放置されていた建物だったので、ゴキブリは出るわ、クモの巣は張ってるわ。「使える」ようになるまで掃除して一人で布団を干したりもして、かなり大変でした。でも、そういうことも含めて「現場を作る」のが仕事です。もちろんいつもこんなことばかりではありませんが、「もしかして今、こんな仕事をしてるのは世界で自分だけなのでは?」と思うことがあります。非日常の世界が味わえる喜びを感じます。
世界で唯一の仕事!? >>最後に
必要なのは、
以前に比べて、日本の映画業界もネクタイを締める「ビジネスマン」的なプロデューサーが増えたように思います。非日常的なこともありますが、人と接する仕事であることには変わりません。大勢のスタッフと関わっていく以上、基本的なコミュニケーション能力は必要な資質だと思います。自分のスタイルを貫くこと。 一方で大事なのは、自分のスタイルを貫くこと。映画プロデューサーというのは、その都度定義はできないケースバイケースの仕事です。しかもひとつの作品に1人ではなく、ライン・プロデューサーや、アソシエイト・プロデューサーなどもいます。その中で自分の役割と仕事のスタイルを早く確立することが求められます。「オレについてこい」という豪腕タイプもいますから、仕事の仕方はそれぞれだと思いますね。
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