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音楽業界>音楽映像制作>

音響映像ディレクター

岩谷芳幸さん1974年生まれ
大阪スクールオブミュージック専門学校卒業。旅行代理店の中に映像部門を立ち上げ、主にウェディングの映像撮影と編集を行いながら母校を含む専門学校のサポートとして教材制作も手がける。株式会社ツアーバンクシステム映像部門のプレイイングマネージャーとして活躍中。
日本を、世界を飛びまわる
音響映像ディレクター

北は北海道から南は沖縄。世界はアメリカ、ハワイ、バリ、グアム、パラオ。今回インタビューさせていただいたのは、世界各地の映像制作を手掛ける音響映像ディレクターの岩谷芳幸さん。その仕事は撮影や編集に留まらず、企画や営業、そして若手ディレクターの育成など日々忙しい毎日をおくる、自称「何でも屋」。その多岐にわたる仕事の一部を覗かせていただきました。



学べる学校一覧

>>職業について
岩谷さんディレクションの映像を
全世界が創る。
全国7拠点60名、そして世界各国に駐在する映像制作スタッフを束ね、ウエディングビデオを中心に映像制作部門のマネージャーを務める岩谷さん。「ディレクターは映像の企画・撮影・編集をするイメージがあると思いますが、僕の場合、スタッフの人事やコスト管理、そして得意の『しゃべ(く)り』で新規顧客の営業開拓のボリュームも結構大きいですね。映像を作るためのパソコンのネットワーク構築なんかも自分でやりますし。ディレクターと言いながらも、何が本業か分からない感じです(笑)」。 

>>こんなエピソードも
ワニにも負けず
ジャングルリバーを進む
「いま、パラオが面白いっす」もともと旅行会社が母体だったという岩谷さんの会社では、現在もJTBの代理店をしながら、オリジナルのオプショナルツアーを企画されたりもしていらっしゃるそう。「ジャングルリバーの川下りを企画して、ボートを造って日本やアジアのお客さんを案内するツアーをやっているんです。犬なんか簡単に飲み込んでしまうくらい大きな4mのワニを餌付けしたりして」そして笑いながら「ツアーのプロモーションビデオを作るときに、首まで川につかりながらカメラ担いでジャングルの奥に進んでいると、現地スタッフから『人食いワニに気をつけてくださいよ』だって。『どないやって気をつけんねん!?』みたいな(笑)。結構ワイルドな撮影なんかもやってきました。それとかパラオの絶景を空撮するのに、ベルトなしでヘリから身を乗り出して撮影したり。死ぬんじゃないか??って思うときもあるけど、最高に面白いです」と語る岩谷さんだが、海外での撮影は一発勝負。海外撮影は現地スタッフにある程度の撮影コーディネートをしてもらうそうだが、欲しい映像がちゃんと撮れるように、現場判断でスタッフをまとめていくのも重要な仕事なのだとか。「四季のない南国だと、現地スタッフもなんだかユル〜クて、任せっきりなんてできません。何回同じことを言っても、1週間も経てば忘れてしまうのが南国式。だからその分、ディレクションはシビアになりますね」。 

>>こんな仕事もやっています
世界一のウエディングビデオ制作量
「映像制作は何でもやるんですが、特にウエディングでは世界一なんです」年間16,000組の挙式を撮影・編集する、その数は他に類を見ない。ワタベウエディング、TAKE & GIVE NEEDS、WHITEDOOR、クチュールナオコなど国内の大手ウエディングベンダー4社と契約し、全国のスタッフがそのビデオ制作に毎日駆け回っているのだそう。今でこそ他のスタッフに配慮して早めに帰宅するようにしているそうだが、昔は朝から晩まで編集にいそしんでいた時期もあったのだとか。「どちらかというと家で仕事をするようにしています。新しいウエディングビデオの企画書を書いたり、次の営業戦略を練ったり」。現在売り出し中の商品は、ウエディングを時系列で撮影して編集するだけのものではなく、新郎新婦の挙式前日のホテルでの会話や両親へのメッセージを入れ、プロモーションビデオみたいな作りにしたもの。編集でフィルム映画みたいなノイズをいれたり、色味をセピアっぽくしたりして、懐古的に仕上げるのだそうです。「あまり綺麗でクリアな映像だと、リアリティがありすぎて、逆にリアリティが感じられない映像になってしまうんです。制作料金は少しあがりますが、手をかけた分、お客様にもすごく喜んでいただいてます」。現在はその第二段階の商品企画に取りかかっているのだとか。 

>>こんな苦労も
社内のモチベーションアップを!
「アーティストのPV(プロモーションビデオ)とかもやりますよ。最近作ったのはGELUGUGU。これは僕がやるんじゃなくて、部下のディレクターに任せてみたんです。なにせ数を見ても分かるように、毎日空けても暮れてもウエディングばかりだと、スタッフも仕事が単調になってしまうでしょ。だから社内プロモーション用に、スタッフのテンションが上がる案件を僕が営業してくるんです」。チャレンジャーから声が上がれば、それを実現できるのも岩谷流。スタッフが3D映像制作を希望すれば、ソフトやパソコンなどの環境を整え、さらに仕事を取ってくる。「作りたい!という欲望をぶつけてくれれば、それに応えたいと僕も頑張りますし。そうかと言ってウエディングを疎かにするつもりはありません。新郎新婦にとっては一生に一回のことですから、スタッフに繰り返し言うのは『家族の気持ちになって撮影しなさい。自分のお姉ちゃんや従兄弟が結婚すると思って編集しなさい』ってことです。二人の門出を祝ってあげる気持ちを持って作るかどうかで、やはり完成度が違いますから」。 

>>映像を作るまで
PVってどうやって作るの?
「まずはどんなイメージに仕上げたいのかを軽くヒアリングします。お笑い系?カッコイイ系?それともストーリー仕立て? もし、完全にお任せならアーティストに合わせて2-3案プレゼンするんです。最初は文章ベースで大まかに。シーン設定を都会にする?それとも自然? ライブ映像は入れますか?みたいな感じで、AかBの選択方式にして見せていくと、イメージが固まっていないお客さんでも徐々に具体的な方向性が見えてきますから。そうして決まった案の絵コンテを描いていきます」。大体の流れやシーンが決まったら撮影・編集にとりかかるのだとか。「当日の天候や状況によって、現場判断を迫られることも多いので、GELUGUGUの時は、若手ディレクターにそのコツを教えることも一つの目的だったんです。」撮影・編集する若手ディレクターの横について、アドバイスしたり、技術的な指導をすることもあるのだとか。仮編集が終われば、お客様に見ていただき、最終の調整後、納品という流れになります。「出来上がりが思った以上に好評で、PVができた後にCM用に10秒カットや30秒カットも再編集しました。ディレクターも自信がついてきたと思います」。 

>>情報がイノチ
進化する機材や技術知識を日々勉強
「50inchのテレビでDVDを見たり、SDカードのデータをテレビで見たら、どうしても映像が荒くなってしまうでしょ。業界もどんどん進化しているので、新しい機材や技術知識がないと、ディレクターとしてダメなんですよ」。DVD、ブルーレイヤー、ハイビジョン、新しい映像媒体がたくさん出てくる中、国内外の映像系展示会には頻繁に足を運んでいるのだとか。「今でこそ世界中に仲間がいて映像のネットワークがありますから、最新情報がいち早く入ってくるようになりましたし、その情報を僕が日本や海外のスタッフにメーリングリストで配信しているんです。ニュースが英語だと、翻訳は必死ですけどね(笑)。」人脈とネットワークを活かし、新しい風を社内にも送り込む。世界中のスタッフを束ねて着進む、真のディレクター像が垣間見えました。 

天職人データ
勤務形態: 基本は月〜金曜日。毎日違う仕事をしているので、時間の調整は全てご本人次第。
休日の過ごし方・趣味: 最近はサイクリングに夢中。週末を利用してスタッフと一緒に京都一周なんてことも。
収入: やればやるだけ自分に跳ね返る。そう思って日々進んでいます。


二つのモニターを連結させて使っています。


映像の企画段階でサムネールなどを考えるためのネタ帳。


撮影の用途によってカメラは使い分けます。


中村さん(右)がGELUGUGUのPVを担当されたディレクター。


編集段階でも細かにイメージを伝えてディレクションをします。


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