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音楽業界>映像音楽作曲・編曲>

映像音楽ディレクター

田中靖康さん1965年生
ショクギョウ:サウンドクリエイティブディレクター/
有限会社スタジオ・ナチュレーザ(http://www.natureza.net/
キャリアプロフィール:この業界に携わって22年のベテラン。テレビ・ラジオCMから、映画音楽、ゲームの効果音、イメージソングに至るまで、現在の会社に移ってからの7年間だけでも数千曲を手がけている。
心の中のイメージを 音で表現する
クリエイター

「“サウンドクリエイティブディレクター”って肩書は珍しいと思います。おそらく僕ぐらいじゃないかな」と田中さんは言います。自分の理想を追い求め、培ってきた多くの技術を活かそうと考えた結果、行き着いた肩書が“サウンドクリエイティブディレクター”だったのです。文字通り、“音で創造する演出家”のお仕事について、お話を伺いました。



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>>きっかけ
理想と現実の違いに
ショックを受けて
中学生でギターを始めて作詞・作曲をしていたんですけど、その頃にはプロモーションビデオが流行っていて、そんな音楽と映像が融合した世界に憧れを抱いていました。自分の書いた詩に音と映像をつけて、詩の世界をより具体的に表現することができれば、ってね。だから、僕の中では音楽と映像は切っても切り離せない“一つのもの”だったんですよ。
それで専門学校に入って映画を作るようになりました。まず最初に詩があって、「詩のイメージにあった音+映像=映画」なんだと信じ込んでいたので。でも、就職活動をするようになって、音楽と映像がまったく別のジャンルのものだと初めてわかった。音楽にするか、映像にするか選択を迫られた時は子供の頃から抱いてきた理想を叩き壊されたようでショックだったけど、もともとは音楽の世界が原点だったので、そちらの道を選びました。 

>>経験
多くの経験が今の自分を創った
専門学校を卒業後は、音楽の編集スタジオに就職して、映画やCMなどの映像に音を入れる「MAミキサー」として働きました。経験を積むにつれて、選曲、効果音制作、ミックス、などの能力が養われていったんですけど・・・・・・
ミキサーになって8年目のある日、その会社のエースだった営業マンが突然辞めてしまい、代わりに僕が営業に移ることになってしまったんです。「営業」といっても、一般企業でいうセールスではなく、どうしたらクライアントの意向に沿った作品ができるのかを考える、いわゆる「プロデューサー」業ですね。それまではスタジオにこもりっきりで、一人で黙々と作業をすることが多かったけど、プロデューサーになった途端、外に出てたくさんの人たちと接するようになりました。
だから一番苦労したのは人づきあい。クライアントには無理難題を言われるし、それをエンジニアに伝える時だって、僕はミキサー経験があったからいろんなアイデアを提案できたんだけど、エンジニアも各自の考えを持っているわけで、僕が口を出しすぎると彼らの職人としてのプライドを傷つけてしまう。だから、クライアントと僕とエンジニア、それぞれの意向のバランスを保つような交渉や提案をするのが難しかった。
ミキサー歴8年、プロデューサー歴7年。それぞれで苦労したことも多かったけど、もちろん学んだこともたくさんある。おかげで今ではミキサー業もプロデューサー業も両方こなせるようになりました。 

>>転職
理想の職場を求めて
当時働いていた会社では、スタジオでの作業時間に応じた金額をクライアントに請求していたんですけど、クライアント的には当然安いほうが有難い。だから作業時間を短くするよう要求してくる。でも、そうするとじっくり時間をかけられない分、作品のクオリティが落ちてしまうことが多い。そんなやり方に僕は疑問を感じていたんですよ。短時間でハイクオリティのものを作れる人もいるだろうけど、基本的には人によって作業に要する時間は異なるのに、時間で値段を決めているといい音ができない。
そう思っていた時に、今の会社の社長と出会い転職を決意しました。今の会社では、はじめに予算を決めてから作業に移るので、時間に関係なく、納得するまでスタジオで作業ができるんです。職人にとっては理想的な環境ですね。 

>>職業について
“自分にしかできない”仕事
例えば「青」という言葉が与えられたとして、それをどう音で表現するかを考えるのが僕の仕事。一言で「青」といっても、青空の青なのか、海の青なのかでイメージは全然違ってくるし、季節はいつなのか、どんな楽器を使えばイメージ通りの音になるのか、そんなことを考えながら少しずつ突き詰めていくんですよ。
表現方法は無数にあるし、自分がこうだと思っても、聞く人によって捉え方は様々で苦労することもあるけど、逆に面白さを感じるところでもあります。だから、頭の中では常にいろんなことを想像していますよ。特に真面目な打合せや会議の時。ああいう場って退屈な話が多いので、僕は想像の世界に逃避(笑)してネタ探しをするんです。そのせいで、ほとんど人の話を聞いていないので、後で振り返って「さっきのって、何の会議だったっけ?」って思うこともしばしば。
それから、映像に入れる音作りなんかもやるんですけど、この仕事は、出来上がった映像を見ながらそれに合った音を作るんじゃなくて、一枚の絵コンテをもとに映像を作る班と音作りの班が「よーいドン!」で並行して作業を行うんですよ。そして音と映像、それぞれが完成してはじめてドッキングするわけです。だから、できあがった2つをいざ合わせようとしたら、うまくマッチしなかったなんてこともよくあるらしいけど、僕の場合は、専門学校時代からずっと映像制作にも携わっていたので、絵コンテからどんな映像が出来上がってくるのかがわかる。つまり、映像が完成する前から、完成した映像をイメージしながら音作りができるんですよ。こんな芸当ができるのは、大阪では僕ぐらいじゃないかな(笑)。 

天職人データ
収入: 1000万円!・・・・・・ぐらいあったらいいな、と田中さん。
勤務時間: 基本的にはスタジオやクライアントの関係上、昼間に録音、夜間に作曲というスケジュールだが、不規則な生活になることが多い。
休日: 田中さんの他に、ギターとピアノを加えた3人ユニットを組んで、自分の曲をライブで発表。まさに音楽漬けの毎日。


10年ほど前に、テープの切り貼りからパソコン編集に移行しました。


よく使うCDは用途別に取りやすい位置にならべておきます。


ナレーターが声を入れるナレーションブース。


データとして映像化される音を目と耳で判断して編集します。


ライブラリーには数千もの様々なジャンルの曲が保管されている。

 

天職人データ

9:00
起床
会社の近くに住んでいるので、朝はゆっくり。
 
10:00
出社
メールの確認にはじまり、作曲のイメージを考えたり、クライアント用に楽器の説明資料を作成したり。でも、午前中はわりとボーっとしていることが多いのだとか。
 
13:00
録音
歌録り、ミックスなど。その合間に食事。
 
20:00
作曲
電話連絡の少ない夜が最適。 納得いくまで作業する。でも、やっぱり食事に出かけたり、自分のペースで1日が過ぎる。

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