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映像ディレクター

寺谷友輔さん1974年11月生
ショクギョウ:映像ディレクター(有限会社ソラマメ)
映像ディレクターであり、プロデューサーでもある。自ら映像編集もこなす「1人プロダクション状態」。CM制作会社から独立し、現在は有限会社ソラマメ代表。
その1フレームにこだわる。
学び続ける映像制作の現場。

映像を制作する、といっても一言ではくくれない。カメラで撮影する人もいれば、パソコン上でシーンを組み替え、音楽を挿入するといった編集作業をする人もいる。そもそもの制作依頼を受注してくる人も数えられるだろう。そうした流れの中で、映像ディレクターは現場監督として、撮影や編集の現場で陣頭指揮を執る存在。
会社員時代を経て独立し、都内にオフィスを構える有限会社ソラマメ代表の寺谷友輔さんに、その努力の軌跡を聞いた。



学べる学校一覧

>>仕事について
スタート、カット、その前後まで。
映像をつくる声出し役。
 CM業界を中心に活動しています。クライアントから代理店経由で依頼される映像の仕事、例えばCMやVP(ビデオ・パッケージ。例えば店頭や展示会場で流す映像)やPV(プロモーション・ビデオ)、ウェブ・ムービー等を制作しています。
 CM業界はどちらかと言うと、テレビ業界より映画業界に似ているかもしれません。仕事を取ってくる人、予算やスケジュールを管理する人、現場で指示を出す人、撮影や編集などの作業をする人など、細かい分業制で成り立っているんですね。
 その中で僕は、現場で指示を出すポジション。その時のプランに沿って演出・指導をし、「はいカット」の声を掛け、撮影が終わればエディターに映像編集の指示を出します。
 会社員から独立してフリー(のちに会社を設立)になってからは指示出しはもちろん、案件によってはプロデューサーになることも、自分で映像を編集することもある「1人プロダクション状態」で、この業界ではまれな方でしょうね。 

>>きっかけ
もとは服飾デザイナー志望。
モノづくり目指してCM界へ。
 もともと服飾デザイナー志望でした。まずは上京しようと都内の大学(服飾とは無関係)に進学し、服飾関係の人脈を切り開きつつ独学で学んでいました。そして、志望通りの就職活動を始めました。そんな折、某アパレル・ブランドの内定説明会があり、そのまま展示会に参加する機会を得たのですが、スーツ姿の社員を見たとき、思った以上に「会社」だなという印象があって。ここは自分が望むモノづくりの現場ではないと感じました。
 そうして他の選択肢に目をやったとき、CMの世界に行きたいと思ったんです。例えばCMってほら、一般的に時代を反映した服を役者に着せていたりするじゃないですか。常に時代を先取りしているんですよね。しかも服に限らず、映像技術に関しても時代の最先端を担っている。そんな状況を見据え、180度方向転換して、就職活動の後半戦はCM制作の会社に狙いを絞りました。
狭き門で内定をなかなか得られない苦い日々でしたが、忘れもしません、大学卒業式の日に最後の1社から電話があり、ようやく勤め先が決まりました。 

>>こんな苦労も
叶わない希望と、
流れた5年の月日。
 会社員になってからはプロダクションマネージャーのポジションに就きました。大きくは、現場そのものを仕切る役。作業スケジュールや予算を管理する仕事ですね。ディレクターやプランナーが所属する企画・演出部には配属されませんでした。現場はとにかく拘束時間が長く、プライベートの時間を持つことはほとんどできなくて。精神的にタフにはなるけど、お風呂に入れる時間はないし、遊ぶ機会も減って友達はどんどん減るし。おまけに給料も良くないときた。振られた仕事を覚え、ただこなすだけで精一杯の日々が続きましたね。
 それでも腐らずに、人一倍働きました。気付けば5年が経っていました。 

>>やりがい
苦労が好転、
独立して覚えた仕事の楽しさ。
 会社員時代は大変でしたが、おかげで知識と人脈を得ることができました。また、実は寝る間を惜しんで映像編集もこっそり独学でやっていたんです。それで「君なら1人でもやっていける」と周りに推され、独立を果たすことができました。
1人プロダクション状態という、分業制の業界の中で様々な役回りを出来ることは僕の特徴のひとつで、今はとにかく仕事が楽しいです。
 でも、そうは言っても1人では限界があります。周りに支えられ、助けられて初めてフィニッシュする仕事。独立して、ますます人との関わりが大事だと感じるようになりましたね。
だから周りのスタッフのためにも「何とかしなきゃ」と思いますし、無理なお願いをしてきた人にも恩返ししたいと思う。そういう気持ちで働くことが、今の僕のやりがいですね。 

>>最後に
生きることは、学ぶこと。
職人ワザの厳しい世界。
 CMは1秒が30フレームでできています。そのうちのわずか1フレームをどう表現するかで見え方や印象が変わってきます。職人気質の人が好む世界な気がしますね。
 さらに最近は、以前に比べて時代のスピードがどんどん速くなっています。機材は一層デジタル化し、パソコンの性能もぐんぐん上がる、変化の激しい時代です。
 そうした状況の中で、日々勉強の姿勢でいること。受身にならず、常に貪欲に学ぶスタンスでいることが大事だと思います。怠ったら、アウトでしょう。怠った段階で僕自身、この業界で生き残ることは難しいと思います。 

天職人データ
収入: がむしゃらに働けば年収は大台に乗る。ちなみにオフィスの賃料は月30万円弱。


都内に構える内外装共にコンクリート打放しのオフィス。


パソコンを使った作業はメゾネットタイプの上階部分にて。


編集作業その他すべての工程はマウスよりタブレットを愛用。


上階のパソコンとケーブルでつなぎ、完成したばかりの映像を関係者とモニター試写。


棚にははち切れそうなアイデアの源泉が。


撮影用機材なども自前で完備。

 

天職人データ

10:00
出勤
オフィスに到着。一日の始まりはトイレや玄関の掃除から。
 
10:30
時間も
忘れて
オフィス内で数日後に控えるプレゼン準備。昼食はとらない。
 
14:00
外出
この日はウェブ・ムービーに出演する役者のオーディション。
 
18:00
打合せ
移動し、別件の打ち合わせ。オールスタッフが集合する大事な日。
 
21:00
ロケハン
都内をロケハン(撮影現場の下見)。撮影に相応しい現場をその足で探す。
 
23:00
打合せ
再びオールスタッフの打ち合わせに合流。一日はまだ続く。
 
翌02:00
帰宅
カフェで夕食を取り、タクシーで帰宅。オフィスに寝泊りはしない。

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