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CG・3DCG・映像系業界>CG・3CGクリエーター>

3DCGクリエーター

植村浩也さん1972年生
キャリアプロフィール:大学卒業後、映画配給制作会社、フリーランスのデザイナーを経て、2006年10月から現職。3DCG(3次元コンピューターグラフィックス)制作のほか、映像制作&編集、アートディレクション、プロデュースも行なう。
3DCG表現の可能性を追求したい

コンピューターグラフィックスの中で難易度が高くテクニカルな表現と言われる3DCG(3次元コンピューターグラフィックス)。3DCGデザイナーの植村浩也さんは、奥行きのある空間や立体をコンピューターで描画し、リアルな仮想空間のビジュアルを画像や映像で作成。活躍のフィールドは、TVやウェブなど幅広い分野にわたっています。



学べる学校一覧

>>きっかけ
小学生でゲームを自作。コンピューターグラフィックス(CG)に目覚める。
今の仕事に就く発端はゲームでした。かなり早い時期からゲームに関心があって、小学校高学年になると、ゲームをするだけでは飽きたらず、同じようにゲーム好きな友人たちとゲームを自作するようになりました。僕の担当はグラフィック。プログラム用に方眼紙にドット(点のこと。コンピュータグラフィックスでは、最小の描画表現を行う単位になる。)でキャラクターを描いていました。それが高じて、高校生になると自分のパソコンで簡単な3DCGを自作するまでに。高校卒業後は、芸術工学部の視覚情報デザイン学科に進学。ゲーム業界に進みたいという子供の頃からの希望をかなえるためでしたが、いざ就職活動というときに地元神戸で阪神大震災に遭遇。就職活動を中断し、コンピューターの知識を生かして、1年間仮設住宅の抽選プログラム作成のボランティアをしていました。その後、知人の紹介で外国映画の配給制作会社に入社。映像の仕事を経験した後、フリーランスのデザイナーになりました。最初の頃はデザイン全般を手がけていましたが、だんだん3DCGや映像の制作に特化していき、現在に至っています。 

>>職業について
映像やウェブの素材を作成
3Dというのはいわゆる奥行きのある3次元の世界。それをCGで表現するのが、3DCGです。3DCGは、映像やゲームなどいろんな場面で使われています。僕が作成するのは主にVP(ビデオパッケージの略。企業等からの受注で制作するPRビデオ、教育ビデオ、記録ビデオ、セルビデオなどの総称)の映像素材。例えば、健康食品のCMで商品特性を説明するときに、栄養素の働きをグラフィックで示すときなどに使われる映像です。3DCG制作は、2DCGと違う点がいろいろあります。3DCG作成ソフトの知識は当然必要ですが、それだけでは十分でなく、自分が造型した物体をどこに配置すれば、最終的にイメージするビジュアルに持っていけるかを瞬間的にイメージできる空間把握能力も要求されます。この能力は、仕事の数をこなせばある程度身には付きますが、僕自身は普段から、身の回りのありとあらゆる目に映るものを3次元的なパース(遠近法を用いて描く図法で2つ以上の線によって表現される)で見るように意識して心がけています。 

>>エピソード
3DCGは敷居の高い表現。その敷居を低くしたい。
現在、3DCGは、テレビや映画などの映像やゲームソフトなど幅広いシーンで使われています。特にテレビやパンフレットなどCMでは、一般の人にはそれとは分からない形で多用されていて、自動車のCMは、CGを使っていない時間がほとんどないと言われているくらい。一見、カメラで撮影した映像風でも、映り込ませたくないものを省いた風景をCGで作成したりしているわけです。3DCGはあくまで表現手段のひとつに過ぎませんが、実写では撮影できない映像や画像など、クライアントの要求に沿ったビジュアルを作りたいときには最高の手段だと言えます。
ただひとつ、3DCGのネックといえるのが、テクニカルで制作に時間がかかるため、制作費が高額になること。そのため、費用対効果の問題で、特にウェブの世界では使われることが少ないのが現状です。3DCGは、言ってみれば表現としての敷居が高いんです。幸い、3DCG作成ソフトは日々進歩しているので、3DCGの敷居が低くなって、ウェブなどにも気軽に使われるような日が遠からず来ることを大いに期待しているところです。 

>>やりがい
限りなくリアルに近づくための試行錯誤も楽しみ
デザイナーとして自分が尊敬するのは現実の事象。すなわち、自然界の花や生き物であったり、時間や物理法則など身の回りにあるものすべてです。当然、CGで現実を100%再現することは不可能です。でも、そこを目指して0.1でも近付けて表現していくことがデザイナーとして一番やり甲斐を感じる部分です。例えば、水のゆらぎを表現しようとすれば、ゆらぐスピードを早くしたり遅くしたり、どちらが本物っぽく見えるかということなどをあれこれ試してみるわけです。そんなふうに試行錯誤しながら、自分が意図する方向にビジュアルを創造していく作業は楽しいですね。 

>>最後に
ユーザーの声がデザイナーとしての糧になる
広告など人の目に触れることの多い仕事をすると、いろんなところから反響があるのが面白いところです。プライベートでは仕事の話をほとんどしないので、何も知らない親や友人が「あのコマーシャル、いいよね」など自分の関わった作品の話をしているのを聞くと、“あれは俺が作ったんだ”と心の中でニヤリとしてしまいます。ただ、褒め言葉の場合ばかりでなく、批判的な意見を聞かされることもあります。でも、良くも悪くもフィルターのかかっていないユーザーの声を直接聞くことは、自分にとって大いに糧になっていると思います。 

天職人データ
趣味: 釣りが趣味。といっても、釣りに行く時間がなかなかとれず、もっぱら釣り道具のコレクターになりつつある。収入はそこそこ趣味につぎこむタイプ。


動画の編集作業中


コンピューター操作に欠かせない愛用のトラックボール。最小限の動きで正確な操作が可能


3DCG作成ソフト(Shade)で3DCGを作成中のパソコン画面。


上の内容を演算すると、このような3DCG画像になる。

 

天職人データ

9:30
出社
メールチェックや業務連絡をする。
 
10:00
VPに挿入する3DCGの構成を練る
 
10:30
3DCGのモデリング(オブジェクトの造形)にとりかかる 約1時間でモデリングを終え、その後1時間でモデリングした画像のアニメーションのシーケンスを決める。
 
12:30
レンダリング(画像の出力)を開始。 ここからは機械まかせ。5時間近くかかるので、その間に昼食をとったり、他のディレクション作業等を片付ける。
 
17:30
出来上がった3DCGをチェック。 CSで放映する映像の素材なので、映像の編集ソフトにデータを入れて編集作業をする。
 
22:00
退社

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