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医療業界>鍼灸師(はり師・きゅう師)>

鍼灸師(はり師・きゅう師)

山下孝浩さん1976年生
ショクギョウ:きゅう師(鍼灸師)/整骨院ありす キャリアプロフィール:鍼灸整骨院で6年間働き、学費を貯めて専門学校に進学。学生時代も同じ治療院で見習い助手を務め、卒業後、他でも勉強しようと(有)SIRIUSに転職し、4年目。
モグサの熱でツボを刺激し、
自然治癒力を高め、身体の不調を調整

熱の刺激で病気の症状を和らげたり、体調を整える灸(きゅう)。高齢化社会に伴い、今後重要が高まる職業のひとつとして注目されているのが、きゅう師です。キャリア4年の山下さんは、「技と心も磨き、いつかは開業した」と夢を膨らませています。



学べる学校一覧

>>きっかけ
高校時代よくけがをして、鍼灸整骨院に通ったのがきっかけで、この道に
中学時代に陸上選手として活躍し、高校の体育科に進学しましたが、よくけがをして鍼灸整骨院に通っていました。そこの先生や助手に若い人が多かったので、僕もやってみようかなと思ったのが、この道に入ったきっかけです。
親に負担をかけたくなかったので、高校を卒業して6年間、整骨院で働きながら学費を貯め、鍼灸の学校に入学しました。学校では解剖学、生理学、衛生学、病理学、リハビリテーション学、臨床医学、東洋医学など、多くのことを勉強します。これまで現場で手伝い、技術はある程度修得していたので、「あー、こういう原理だったのか」と内容が頭に入りやすかったですね。学校に通いながら仕事も続けていたので大変でしたが、知識と実技を平行して覚えられるので、とても有意義でした。知識と技術は車の両輪のようなもので、両方が備わっていてこそ、馬力がでるんですね。 

>>職業について
問診や触診で病気を見極め、灸をすえて、治療する
灸は中国で生まれた治療技術で、体中に300以上あるといわれているツボをモグサの熱で刺激することで、自然治癒力を高め、神経痛や慢性の消化器や呼吸器疾患、リウマチなどに良く効くと言われています。昔は家庭でも腰痛や疲労感などの不快症状に灸が用いられ、今よりもっと身近なものでした。最近また、副作用がほとんどない療法として、鍼とともに見直されています。
モグサはヨモギの葉を干してほぐしたものから作り、灸は直接皮膚に乗せる有痕(ゆうこん)灸と、温灸器などを用いてその上にモグサを乗せて点火し、穏やかな刺激熱を与える無痕(むこん)灸に大別できます。問診や触診で病気を見極め、どこに灸を据えるか決めるので、患者さんから状態をよく聞き出すことが大切で、灸の技術だけでなく、コミュニケーション能力も問われる仕事です。
鍼とともに東洋医学の重要な治療法で、日本では「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律」で免許制になっていますが、はり師やきゅう師は一度の国家試験で資格が取れるので、両方もっている人が多く、僕もそうです。
職場としては、治療院や病院の整形外科、老人福祉施設、リハビリテーションセンターなどがありますが、ほとんどの人が卒業後、治療院に勤め、現場で腕を磨いていきます。 

>>こんな苦労も
「熱そう」と怖がる患者さんに、灸の良さを伝えられないのがもどかしい
「灸をしましょう」と患者さんに伝えると、昔から灸になじみのある方はすんなり受け入れて下さるのですが、どんなに説明しても「熱そうで怖い」と言われる患者さんもいて。実際に米粒ほどの大きさのヨモギを手に直接置いて燃やしてみると、3秒ほど後にちくっと一瞬感じるぐらいなんですけどね。マッサージや電気治療などでは治りにくいところも良くなる、素晴らしい療法なんですが、伝えられないもどかしさや難しさを感じます。 

>>やりがい
磨いてきた技で感謝され、喜びとともに満足感も得られる仕事
以前、女性で腎臓を患い尿が出にくく、膀胱炎によくなる患者さんが来られたとき、灸を施術したら尿が良く出るようになって、ものすごく感謝されました。自分でもそんなに効くのかと驚くほどで、灸の素晴らしさを再認識できて嬉しかったですね。
いま往診を担当しているんですが、受け持っているのは脳梗塞で麻痺が残っている人が大半で、ほとんどが70歳以上の高齢の方です。皆さん、自分の息子のように受け入れてくださり、訪ねていくのを楽しみにしてくれています。鍼も灸もどちらもしますが、先日も後遺症であごの関節が硬くなっている方の治療や発声練習を手伝ったりしていて、何とか会話できるようになったときは、喜びとともに満足感もありました。 

>>最後に
常に勉強。努力を積み重ね、いつか開業したい
きゅう師、はり師とも、高齢化社会が進み患者さんも増えるでしょうから、求人もあり、仕事としても意義を感じられる、おすすめの職種です。 開業が可能な医療系の国家資格ですから、卒業後すぐに開業することもできますが、やはり施術の腕前と人間性が問われます。どこまでやれば一人前かは人によって考えが違うでしょうが、経験がものをいう仕事なので、常に勉強し努力し続けることが大切、向上心のある人に向く職種といえます。
僕ももっと技術を磨くとともに、患者さんから信頼されるよう、自分自身を磨き、いつかは開業したいと思っています。 

天職人データ
給与: 治療院などに勤めている場合は普通のサラリーマンぐらい。開業後は腕次第
趣味: 野球観戦


他の鍼灸師と症状の検討


往診スケジュールはパソコンで管理


モグサはヨモギを乾燥してほぐしたものから作る


直接モグサを皮膚に乗せない無痕灸


熱が穏やかにツボを刺激する


打腱器で神経の働きをチェック

 

天職人データ

8:00
出勤
往診の準備。
 
9:00
往診
脳梗塞などで体に麻痺があり、治療院に来られない患者さんの家を回る。鍼、灸ともに施術できるので、容体によって選択。
 
12:00
昼食
昼食、休憩。
 
13:30
往診
午前中に引き続き往診、8軒回る
 
18:30
院に戻る
治療院に戻り診療を手伝いながら、カルテや健康保険請求書類などに記入。

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