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農業・フラワー業界>フローリスト>

フローリスト

山下由香利さん1975年生
ショクギョウ:フローリスト/Matilda 南堀江店
大阪市西区南堀江1-27-9 TEL.06-6532-8701
キャリアプロフィール:約6年
大好きな花に囲まれた生活、最高に幸せ!

OL時代、お稽古事として始めたフラワーアレンジメント。最初は将来の仕事になるなんて思わなかったけれど、花や活け方の基礎を学ぶうち、どんどん好きになりました。念願のフローリストになった今、花に囲まれ、教室で講師も兼ねる日々に幸せを感じています。



学べる学校一覧

>>職業について
基礎を学ぶならやっぱり専門学校へ。
朝5時に起きて、豊中市にある花き(観賞用に栽培する植物のこと)卸市場へ。購入した花は店に持ち帰り、すぐに水揚げをして並べます。午後からも花の活け込みやレストラン、会社へ納品、店に戻ってからは休む暇なく、お客様の応対が待っています。夜も予約された花の準備などを行います。忙しい時期は、日が変わることもあります。しんどいけれど、これがフローリストとしての私の日常です。それでもこの仕事をしたかったのは、花が大好きだから。 

>>きっかけ
目的のお店で働くためにちょっと遠回りも。
きっかけは、OL時代、月1〜2回のペースで通ったアレンジメントスクールでした。約1年かけて花に関する基礎知識やアレンジメント技術などを学び、『NFD(フラワーデザインの資格認定)』を取得しました。そして、町で偶然見かけた、フラワーショップ「Matilda」(今の勤務先)に一目惚れ。ここでフローリストとしてバリバリ仕事をする…というのが夢だったのですが、残念ながらすぐに雇ってもらえず、現実は甘くなかった。それで、別の花屋さんを捜して経験を積むことに。フローリストは完全な技術職なので、きちんとした専門学校で基礎を学んでいる人や、経験者が優遇されるようです。
「悔しがっていても仕方がない、ならば徹底的にこの店でスキルをつけようじゃない」ってことで、アレンジメントの準備や花束の組み方など、基本的なことを一生懸命マスターしました。早い話、弟子入りのような感じでしたね。約1年、実践的な技術を身につけて、再び「Matilda」の面接に挑戦したら、一発で雇ってもらえたのです。
なぜ私がここまで当社に執着したのかといえば、このお店は、外観や内装がステキで、一般の花屋さんで置いていない珍しいお花がいっぱいあったから。活け込みに使う器も上品でどれもおしゃれだったんです。それに高級ホテルやレストランにお花を納品するなど、店としてのグレードがとても高く、こういうところで働きたいと強く思ったのです。 

>>エピソード
“花の一生”が目の前で見られる。
仕事を始めて、想像と違った部分も随分あります。花屋さんは見た目は華やかです。でもそれは、美しくディスプレイされた花を買っていただく瞬間だけ。市場で花を仕入れ、商品としてお客様に渡すまでを「10」としたら、華やかなのはたった「1」の割合なんです。そこに行き着くまでには、冒頭でお話ししたとおりで、裏方の作業がほとんど。とくに真冬は寒いし、手が荒れる。水につけられた花を運ぶのはものすごい肉体労働です。でも、続けているうち丈夫で力持ちに。そして、風邪を引かなくなったのも役得かな(笑)。
それに、一般の人はめったに味わえない楽しみも私たちにはあるんですよ。それは、目の前で開花の瞬間が見られること。花はつぼみで仕入れるから、店で開花することが多いんです。たくさんの花がいっせいに開く瞬間は本当に感動的。花が咲ききってしまうと売りモノにはなりませんが、そこから再び開き、静かに命を閉じていく姿もまた神秘です。最近、凝りだしたカメラで、そんな花の姿を撮っては楽しんでいます。 

>>やりがい
お客様の笑顔が最高のご褒美。
やりがいや達成感を感じるのは、花を買っていただいた時のお客様の笑顔を見る時ですね。とくにアレンジメントフラワーの場合、気に入っていただけたかどうか、お客様の顔を見た瞬間に分かりますから。当店を利用いただくお客様は、いい意味でこだわりが多く、満足してもらえるかどうか、渡すまで不安なんです。たとえば、「かっこよくて、かわいい、でもかわいくなりすぎてはダメ、季節感も生かしてほしい」というように、イメージだけで注文されると本当に難しいです。だから、私自身どこへ行っても活けられた花が気になるんです。職業病っていうのかな。 

>>こんな苦労も
仕事がキツくて泣いちゃったことも。
失敗したことですか? とんでもなかったのは忘れ物。早朝、関西空港までお祝いのスタンド花を持っていったまでは良かったんですが、活ける脚を忘れちゃったんです。幸い空港近くに住んでいるスタッフが、泉大津の専門店で買ってきてくれたんですが、今思い出しても凍りつきそうです。以来、当たり前ですが忘れ物がないよう二重、三重のチェックをしています。
仕事が忙しすぎて泣いてしまったこともありますよ。この仕事って、クリスマスシーズンが最も忙しく、深夜にまで及ぶこともしばしば。街は盛り上がっているのに、寒いお店の片隅で私一人、ヒイラギのリースを作った時でした。葉っぱの先が手や指先に擦れて痛いし、カユいし…情けなくて涙がポロポロ出てきました。この“真夜中に一人ぼっち”というシチュエーションがツライですね(笑)。
こういうのが続くと辞めたくなるんですが、引き留めたのは目標とする方が身近にいらっしゃったから。それは当社の代表(女性)で、とにかく花への情熱がすごいんです。いつもの卸売市場でイメージに合う花がそろわない時は、いろいろな方法でお客様のイメージに合うモノを探します。お客様に喜んでいただくためには一切妥協せず、完璧な素材を求められる。もちろん器も凝る。それが金額の小さい、大きいではないところも尊敬しています。 

>>最後に
フローリストを目指す人へ。
趣味を仕事にするのはしんどいという人もいますが、「好きこそものの上手なれ」でしょ。好きなことに囲まれた仕事は、どんなにつらくてもやっぱり楽しいですよ。あきらめないでがんばれば、絶対になれます。とはいえ、この世界、基本的な知識や技術を独学でというのは非常に難しいです。未経験者を雇うお店も少ないですし、できれば専門学校などで、『NFD(フラワーデザインの資格認定)』を取得する勉強はしたらいいかもしれませんね。私も、取得するために学校で勉強しました。たとえば、カーネーションの花びらを分割して、また元にもどすといった地味な作業も多いのですが、現場(花屋さん)では、そこまでていねいに教えてもらえないので、学校での勉強がおおいに役立つのです。そして、お花を運ばなければならないので、車の免許は絶対に必要だと思いますよ。
今、私はお店でアレンジメントフラワーの講師をしているのですが、教えることで、自分自身があらためて学ぶことも多いです。みずみずしい生徒さんの作品にいつも刺激をいただいています。 

天職人データ
収入: 正直、満足はしてないが、大好きな花の仕事ができて幸せ。
趣味: カメラ(主に花の写真を撮ること)


バラやダリアなど大輪の花が大好き。花に囲まれて仕事ができるって幸せ!


ハサミはフローリストの必須アイテム!


本町にある「ルコラ」でフラワーアレンジメント教室の講師もしている。


忍耐力があり、判断が速い人がこの仕事に向いている。そして力持ち! 配達が多いので運転免許は絶対にほしい。


器にも凝っているこのお店。私も陶芸を習って、お気に入りの花器を作ってみたい。

 

天職人データ

5:00
起床
 
6:00
市場へ
お店に戻り、購入した植物の水揚げや陳列をします。
 
12:00
昼食
いろんなレストランで食べ歩くなか、そこの店のアレンジメントフラワーなどを見て、研究したり、勝手にダメ出ししたり。でも、すべて勉強だと思っています。
 
13:00
お客様の応対やレストラン、会社などへの花の納品。フラワーアレンジメントの講習、 予約された花の準備など。忙しい時は帰宅時間が深夜になることも。

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