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雑誌編集・出版業界>小説作家>

絵本作家

さいとうしのぶさん1966年生
ショクギョウ:絵本作家/フリー
キャリアプロフィール:会社勤めやフリーでテキスタイルデザイナーとして仕事をこなしていたが、絵本作家を目指しスクールへ。卒業制作で描いた絵本が出版され絵本作家としてデビュー。 2008年には『第55回産経児童出版文化賞 ニッポン放送賞』を受賞。多くの絵本を創作しながら、絵本サークル「ぴーかーぶー」で手づくり絵本を広める活動をしている。
小さい頃の夢が教えてくれた天職

絵本の主役は子供たち。子供たちが興味を持ったり、好きになってくれる絵本づくりが私の基本。純粋にまっすぐな眼でものを見る彼らは読者でもあり、厳しい批評家だ。



学べる学校一覧

>>きっかけ
忘れかけていた夢を叶えるためにスクールに入学
もともと絵を描くのが好きで、短大では西洋画を勉強していました。就職したのは繊維商社で、テキスタイルデザイナーとして勤務していました。広くいえば、同じモノづくりですが、絵とは違いますよね(笑)。そこに、5年勤めて結婚退職しましたが、その後も仕事は続けていました。その仕事が好きというわけでも、嫌というわけでもなかったんですが、このままずっと続けていくのか・・・そんな思いはありましたね。同じ頃、体調を壊したこともあって、自分のこれからを見つめなおしてみたんです。そうしたら、小学生の時文集に「絵本作家になりたい」と書いたことを思い出し、そうだ、子供の頃の夢を叶えようと専門学校に通い出し、もっと本格的に学びたいと研究科にも進みました。スクール在学中、卒業制作のような絵本を書いたんですが、それを出版社の方にほめていただいたことがきっかけで、デビューすることができました。 

>>こんな苦労も
自分らしい絵を仕上げるために毎日コツコツと。
簡単にいえば、絵本作家は絵と物語を書くプロです。人それぞれ、絵のタッチや文章の雰囲気は違いますが、私は、美術を専攻していたせいか、かなり細かいところまで絵を描くタイプなんです。だから1枚描くのにかなり時間がかかることもありますね。ページ数は最低8見開き16ページです。プラス表紙・裏表紙を描かなきゃいけない。もっとボリュームのある本だと、かなり疲れますね。集中して描くから、肩も凝るし目も痛くなってくるし・・・。だから、私にとって苦労とは作業時間かな。でも、好きなことだから、作品が仕上がったら、そんな苦労は忘れてしまいます(笑)。あと、家庭を持っているので、時間の制約はありますね。自分なりに1日のスケジュールを立てて仕事をしていますが、子供が熱を出したり、来客があると、その通りには行きません。絵本作家はフリーの職業だから、今日は仕事を休もうとか自分で決められるんですが、それをしちゃうと、もしもの時に大変。頑張って毎日コツコツ描いています(笑)。 

>>エピソード
子供たちに愛され続けていたものを絵本という形に
絵本作家になりたての頃、子供の感じていること、好きなことが知りたくて、学童保育のケアワーカーをやっていたんです。ある日、女の子が楽しそうに歌を歌っていました。とってもすてきな歌で、これを絵本にしたいなぁと。作詞家の方に連絡を取ると快く「いいですよ」とおっしゃってくださいました。そうして、私なりに今風の詩にアレンジして「あっちゃん あがつく」という本が出来上がりました。ボリュームもかなりあるので、本当に大変でしたが、5年以上経った今でも「子供が大好きな本です」とか「この本でひらがなを覚えました」とか、嬉しいお手紙をいただくんですよね。子供のためにという思いがやはり一番なので、そういう読者の方からのお手紙は制作していく上でも大きな励みになります。 

>>職業について
子供とお母さんのための本づくり
絵本は絵本作家に1人で作っていると思われているかも知れませんが、絵と物語を別々の人が作る場合もあります。私は基本的には絵と物語の両方を描いていますが、近々、絵だけの本も出す予定です。結局、仕事をしていくなかで、そうした違った形で本を出すこともあるということです。絵本は小説やコミックなど年齢を問わずというタイプの本ではありません。対象者がはっきりしていて、やはり小さい子供さん、そしてお母さんのための本と言えるでしょう。だから、ベストセラー作家を目指すという仕事ではありません。私が自分でいつも思っているのは、子供さんやお母さんに愛される本を作り続けていくこと。そのために、黙々と描いているんです(笑)。 

>>やりがい
絵本作家だからこそできる親子のイベントを
最近、絵本専門店や図書館から講演会の依頼を受けることがあるんです。私自身、講演なんてまだまだだと思っていますが、お受けする時は1つだけお願いすることがあります。それは皆さんが体験できるワークショップを開催してもらうこと。私があれこれ話すのを聞いていただくより、自分たちで直に絵本にふれてもらうのがいいんじゃないかと考えたんです。ワークショップは、お子さんとお母さんが参加できるようになっているんですが、皆さん楽しんでいただいているようです。デビューしたての頃にはこういう展開があるとは思っても見ませんでしたが、絵本を作っていくなかで、こういうこともやりたい、ああいうこともやりたいと思うようになってきました。このワークショップとか、手作り絵本の会とか少しずつですが、自分の制作活動以外にも絵本作家として取り組んでいますが、これからもこうした活動を通して私自身の制作意欲の糧にしていきたいですね。 

天職人データ
収入: 印税などもあるため、その年により差があるが約1000万円ぐらい。
趣味: 子供と遊ぶこと。


大人気絵本『あっちゃん あがつく たべものあいうえお 』
作・絵さいとうしのぶさん(みねようさん原案)
出版社:リーブル


愛用の絵の具。筆の細さや硬さなど、出したいタッチによって使い分けます。


子供たちが身近に感じるものをよく登場させるため、描く前に資料をじっくり見る。


制作はすべて手書き。1枚の絵を描くのにも時間がかかる。


描く作品によって参考にする資料は違う。仕事部屋にはさまざまなジャンルの本がある。

 

天職人データ

9:30
仕事開始
家事をひととおり済ませてから自宅の仕事部屋へ。できるだけスケジュール通りに仕事をするようにしています。絵を描いている時は集中しているので、時間を忘れてしまうことも。
 
12:00
昼食
 
13:00
仕事再開
午前中の続きを行います。
 
16:00頃
仕事終了
日によって時間はまちまちですが、だいたい夕方頃までは仕事部屋で過ごしています。

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